2011年3月18日金曜日

"Fukushima Fifty's"の皆さんへ感謝!




今日であの日から1週間。地震・津波・原発事故の三重災害。被害規模は阪神淡路の5倍強。死者行方不明2万人(?)。避難者24万人。国難の危機です。TV各局は連日連夜、どの番組も報道視点は横並び。被災地・避難所・原発被爆。確かに深刻な事態ですから止むを得ません。

しかし、一方、海外のTVニュースでの報道視点はチョット違います。原発事故での水爆防止へ立ち向かう人々の姿。被爆の危険を省みず勇敢に任務を遂行する現地での東電社員50名(キャリア組はゼロとのこと)の様子を日々大きく報道しています。彼らを称して"Fukushima Fifty's"と言っています。そして"被爆避難"と称して成田空港から海外へ出国するセレブな日本人家族の様子を報道しています。逼迫する食料不足に耐え、精一杯の節度を守っている避難者の人々。真冬のような寒さに震えながら夜明けを待つ人々。双方を対比する報道視点の鋭さ。不思議なニッポン人を浮き彫りにしています。

"Fukushima Fifty’s"の陰に隠れている官僚天下り組の東電幹部のお偉いさん達は何処で何をしているのでしょうか。この1週間は止むを得ないとしても、これから先、この首都圏の経済活動の停滞をどう観ているのでしょうか。もしかして、今夜あたりは「困りましたナ・・・」などと自称大物政治家と"密談"しているのかも知れません。それも今回の計画停電エリヤから当初から外されている何処かの高級料亭で…。それからこの狭い国に700名強もいる国会議員の先生方は何処で何をしているのでしょうか。もしかしたらセレブな彼らはこの週末連休をハワイへ。もちろん"被爆避難"です。それも美人の私設秘書同伴で…。なんでことがあったらどうしますか。

TV各局のディレクターの皆さま。一局ぐらいは成田かホノルルで取材する勇気と気迫があって然るべきです。多局ばかり気にせず、追随ばかり考えず。もっと独自の視点と感性を持って報道して欲しい。未曾有の危機なのですから。

2011年3月14日月曜日

ツナミが日本を一掃?何とかしなければ!



未曾有の大災害。あまりに被害が甚大なので言葉を失います。仙台市のド真ん中で生まれ育った私は被災地に縁者や知人が多い。殆どが未だ連絡が取れず安否不明です。とても心配です。

地震規模M8.8⇒M9.0へ変更。それも諸外国の地震研究機関からの指摘だったと言うのですから心細い限りです。また、福島原発事故での避難範囲のなし崩し的な変更。水素爆発。状況判断の甘さを感じます。そして昨夜、深夜近くに公表された「計画停電」とやら。記者会見での鋭い質問への答弁の曖昧さ。時折、隠れ家(首相官邸)からチラリと顔を出すトップの説得力のない弁明。とても世界第三位の首脳国のトップには観えません。リーダーシップの欠如に腹立たしさを感じたのは私一人ではないはずです。

そして今朝の交通機関の大混乱。その後のプランやエリアの錯綜と変更。これがライフラインを司る大企業(東京電力)のリスクマネージメントの実態なのかと思うと背筋が凍る思いがします。 やっぱりこの国は偉い人ほど変、ガラパゴス化している。

ヨーロッパの知人からのメールで知ったことですがどこのTVニュース番組で大きく取り上げられているようです。殆どは日本への支援や応援メッセージとのことですが、中には「ツナミが日本を一掃」「巨大な自然が混迷する政治を払拭」と言ったタイトルもあったとのこと。残念無念。壊滅状態の被災地の方には本当に申し訳ない。不敬極まりない表現ですが、海外の一部では今の日本国の姿をそう観ているのでしょう。全く情けない。今に見ていろ…。この国難の時こそ団結を…。日本人の底力を発揮する時です。

2011年3月10日木曜日

いつか住みたいあの街のアパートメント



もし、好きな海外の街に住んでイイと言われたら、あなたならどこを選びますか。

私は迷わず南米ブラジルのリオデジャネイロを選びます。確かに北米アメリカのNYも魅力的です。NYは世界一刺激的な街です。が、人々の忙しなさと刺々しさがチョット煩わしい。その点、南米のリオは刺激的かつ人々のおおらかさノンビリさが何とも言えない。心地よい雰囲気があります。丁度、ホノルルとNYを足して割ったようナそんな不思議な魅力があります。

ブラジルにはこれまで縁があり、知人も多く、4回訪れています。100年前から大きな日本人街があった大都会サンパウロも確かに刺激的ですがメシャメシャ広い。丁度、北米のロスに似ています。その点、リオの市街地は狭い。端から端まで歩ける。食事も美味しい。女性もビーチもキレイ。その狭いエリアに世界の縮図がある。そう思えるほど多種多様な街並みがギューッと詰まっています。さすが物価は高いそうですがネ。

この時期になると南米最大の夏の祭典「リオのカーニバル」が話題になります。きらびやかな衣装に身を包み、軽快なステップで踊る女性たちが闊歩する大パレードが繰り広げられる。残念ながら、まだ一度も観たことはありません。今年の最終ステージに勝ち残ったのは12チーム。総勢4,000名がパレード出場。ブラジル保健省の発表だと、カーニバル期間中に8,400万個の避妊具を無料配布したとのこと。行政がそこまで心配する訳はやがて出産ラッシュがやって来るから…。その社会負担が大変なのだそうです。 草食性ヤングマンが多い今の日本。そこが違う。

それはともあれ、いつの日か、華麗なリオのカーニバルをこの目で観たいものです。