2010年7月11日日曜日

ガラパゴス人が選ぶ明日の国づくり

あと数時間で参議院選の開票結果が出ます。ほぼ一年前、日本もいよいよ二大政党へ向かうのかという「政権交代」とやらが起きました。が、しかし、メインプレーヤーのレース放棄、陰のリーダーが雲隠れ、などで数ヶ月で挫折。またか…ウンザリする政党リーダーの交代劇。この20年で16回目の交代です。こんな見っとも無いレースをこれからも続行するのか。別のルールでレースをやり直すのか。日本人は自分の国の形をどうしたいのか。今日は日本の明日を選ぶ一つの区切りです。

なぜ衆議院と参議院があるのか。二院制は無駄なように見えるが、衆議院で可決したことを参議院で再検討。念入りに間違いのない法治国家を創るために必要なのだ、と遠い昔に教えられえた覚えがあります。だから参議院の国会議員は特に良識のあるヒトでなければならないのだ…と。しかし、今日、投票所へ行って見ると、比例区は個人名、全国区は個人名でも政党名でもいずれでもOKなのだそうです。なんか変だナと思いました。二院制の良さはいつの間にか失われ、参議院は第二衆議院化されていました。事実上、一院制です。ですから良識のヒトかどうかより、まずは有名なヒトか否か。名簿の中は知名人オンパレード。こんな古ぼけた選挙システムで言い分けない。でも一人ひとりが「どうでもいいヤ」「なんとかなるサ」「ダメならダメで誰か考えればイイ」と何となく思っている。それが怖い。

この日本人の能天気さ。不思議なことに日本国内に居るとコノ「変てこさ」が分からない。だから変が当たり前になっている。コレが怖い。今夜、どんな開票結果になるのか。民意が選ぶ国の方向なのですから、結果がどうであれ、止むを得ない。チョッと楽しみでもあり、怖い感じがします。

1 件のコメント:

  1. また衆参で起きた「ねじれ」。

    このねじれ現象で景気回復も行財政改革もゴタゴタやズルズルが続きスローダウン。もっと大事な国づくりへのシナリオが描けない。

    大至急、政治な決断と実行が必要な財税赤字(年17兆円)と社会福祉(年10兆年)。年々確実に傷が広がる。この「ねじれ」で国づくりがまた数年その場足踏みすることになる。

    どうするニッポン。頑張れニッポン。

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