2010年7月20日火曜日

北海道?九州?それともヤッパリ本州ですか?!

もし月収40万円のサラリーマンが毎月80万円のゴージャスな暮らしをしていたら・・・。勿論、生活費の半分は借金です。何と借金残高は収入の5倍強。年々借金は膨らむ一方です。今でも元金据え置きで利子返済だけでも毎月14万円。破局的ですネ。このサラリーマンは間違いなく自己破産への道を歩んでいます。でも、ご本人は案外平気な顔です。「オレなら大丈夫だヨ」とうそぶいています。その理由を聞いてビックリ。何故ならば、彼の殆どの借金は実家からのモノで巷の金融ローンからはわずかしか借りてないからだと言うのです。もしかしたら、実家からの借金ですから、始めから踏み倒すつもりなのかも知れません。

このヒトとは勿論「日本政府」のことです。実家とは「日本国民」のことです。知らず知らずのうちに一所帯当り1580万円の借金がある。これが今の日本の財政危機の実態です。国債残高は850兆円とか。この分だと早ければ3年後には1000兆円の大台へ。定年まじかな政府高官は1400兆円までは大丈夫と楽観的なことを言っているようですが、その言い分はとても信用するわけにはいきません。とにかく大台に乗れば国家破産へのカウントダウンが始まります。先進諸国の中で日本は国債残高が群を抜いて多い。GNP比率で150%なのですからネ。だからIMF(国際通貨基金)も、見るに観かげ、心配し始めました。

さあ、どうするべきか。早ければ3年後から消費税10%にアップしたいのが政府の本音。でも、その殆どは社会福祉には回らず、借金返済へ回るとみるべきでしょう。財政専門家は、社会福祉を充実させるには25%は覚悟しなければならない、とのこと。何ということでしょう。

ありえない話しですが、もし国づくりのモデルとして、スエーデンのような高負担・高福祉の大きな政府を望むヒトは北海道へ。逆にアメリカのような低負担・低福祉の小さな政府を望むヒトは九州へ。どっちもイヤだ。このまま中途半端な国でイイや…というヒトは本州へ。それぞれ望む国へ移動したら、どのような人口分布になるのでしょうか。多分、大半のヒトは本州を望むのかも知れません。そして、本州はヒトの重さでズルズルと沈み、国が滅んでゆくのでは…と思います。北海道、九州、それとも本州。貴方ならどこへ移り住みますか。

次の世代が夢と希望が持てる国。日本人で良かったと思える国であって欲しい。どのような国づくりを目指すべきか。悩んでみても仕様がないのですが、でも、私は悩んでいます。

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