来週から米国フロリダへ出張です。それもメキシコ湾岸のサニベルと言うところ。フォートメイヤと言う有名な避暑地の近くです。海カメの産卵地でもあり、朝夕、イルカが泳ぐ綺麗な海岸です。日中、運がよければマナティーを観ることもできます。が、メキシコ湾岸は史上最悪の原油流失事故で世界中が騒いでいます。海水が変質しているかも知れません。サニベルは事故現場からかなり離れており、フロリダ半島への原油流失の南下はまだ起こっていないらしい。とは言え、英国BP社(ブリティシュ・ペトロリアム)の言い分の10倍以上が流失しているうようですから、海カメもイルカもマナティーを近寄らなくなる恐れがあります。なにせ4月から今までの間に原油が流れ出た量は少なく見積もってもエンパイヤステートビルの容積の半分以上だと言うのですからネ。
BPは既に事故現場を修復することは不可能だと思っているのでは・・・。湾岸漁業の救済もハナからその気はないのでは・・・。そして、莫大な資産を何とか合法的に他社へ移し、BPは倒産への準備を始めているのでは・・・などなど噂が多い。つい数日前、BP会長スパンべり氏が美女(?)をはべらせカリブ海でヨット遊びをしている様子が米国新聞社によってスッパ抜き報道されました。ヤッパリ・・・と米国人の怒りは高まる一方です。過日、ホワイトハウスに呼び出されたその老人の苦渋な顔つきとヨット上でのニヤけた顔つき。とても同一人物とは思えません。大金持ちのやる事、考え方や感じ方など、所詮、私たち下々の者には到底理解できません。
ところで、つい先日、逮捕された商工ローン業界に君臨したドン的存在のSFCG(旧商工ファンド)会長。BP会長に比べれば、恐竜と昆虫ほどのスケールの違いがあるようですが、カリスマ経営者として世間から高く評価されていた点では共通しています。世間の評判とやらも案外当てになりませんね。