リーダーシップの要件。的確な「判断」と敏速な「行動」。その歴史上のグッド・サンプルが『中国大返し』。昨夜、NHK大形ドラマ『軍師・官兵衛』クライマックス第2弾でした。
昼夜、秀吉軍が走りぬいた岡山→姫路間。数万人が70キロを2日間で移動した。秀吉は本陣(姫路)に1泊後、すぐに兵庫へ。山崎の戦い。“三日天下”と称される明智光秀ですが実は9日間でした。この間、光秀は公家へ手持ちの金銀全部を献上。更なる援護を願った。ズル賢い公家たちは何もせず“濡れ手で粟”。一方、秀吉は姫路で全財産を兵へ放出。大いに士気が挙がったとされる。
信長に仕えた二人。共に一か八かの大勝負でした。今も昔も「金」と「時間」は使いよう。勉強になりますネ。
“裏切り者”の代名詞的な扱いの明智光秀。ですが、本当はどうだったのか。とても興味深い人物です。悲惨な運命を辿った明智一族。中でも三姉妹の長女、細川ガラシャはその極みです。
♪ 散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ ♪
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今朝のCNN。人口頭脳搭載の小型ロボットのレポート。製造や介護に限らず、ビジネス一般の分野でも普及する勢いとのこと。何と雇用を17%削減するらしい。怖いね…。
人材育成の専門家が登場。人間しかできない能力は何…との問いに「発想力」と即座に回答。そのポイントは“思考ブロック”を外すこと。7つのカギがあるそうです。
①「固定概念」を捨てる。
②「常識」を疑う。
③「感情」に流されない。
④「言葉と価値観」に縛られない。
⑤「成功体験」を忘れる。
⑥「メディア情報」や「仕掛け」に踊らされない。
⑦「知識・情報」を過信しない。
強調していたラスト・メッセージは『“自分の頭”で考えること』なのだそうです。ドッキ…。とりあえず、頭(発想)はさておき体(実行)で勝負! 貴方はどうですか?
九州・大分へ。初めて別府に泊りました。静かな湾を望む部屋のベランダで読んだ一冊。ビタミンCの発見者でガン研究でノーベル賞を受賞。生化学者セント・ジョルジの書『狂ったサル』。
今世紀を代表する科学者の一人が自戒します。「果たして自分の歩んできた道がまちがっていたのではないか。人間の生命を貴み。その破壊のためではなく、その発展を願うためにこそ科学者は献身すべきだ。そういう価値観に誤りがあったのではないか…云々…」。
TVニュース番組のトップはマレーシア機撃沈(ウクライナ)とガザ攻撃(イスラエル)。人類は自滅への危機に立っているのかも…。サルは確かに狂っています。
親離れできない子も問題ですが、子離れできない親はもっと問題です。こんな親のことを「ヘリコプター・ペアレント」というらしい。「ライン」を介して親子で頻繁に交信。逐次レポート。指示を仰ぐ。まるで遠隔操作です。昼は会社から、夜は両親から“コントロール”される。次第に自立性がなくなり、依存性が高まる。こんな大人が増える会社や家庭。これから大変ですネ。
遠隔操作大好きなペリコプター・ボスは社員をダメにします。が、ペリコプター・ペアレントは子供をダメにする。特にお母さん、気を付けてください。
◎私の勤務する内科クリニックにも30代になってもお母さんが息子さんにくっついて来院する方が何人かいます。私もやっと授かった息子がひとりっこなので気を付けなきゃと思いますよ。[しまぐち みゆき]
◎子育ての最終章はいかに子供を自立させるかですね。大学の入学式にも両親、祖父母同伴なのも、、おかしい時代。育児のスタートの時から言わなければならないのかもしれません。[浅井 貴子]
1582年6月2日 本能寺の変
NHK大形ドラマ「軍師・官兵衛」のクライマックス。日本史上、稀に見る劇的な一日を描いた映像でした。面白かった。
光秀を唆す公家たち。本能寺を攻める明智勢。炎の中で自害する信長。伊賀超えへ挑む家康。大返しに活路を見出す秀吉。そして狼狽える主人に「ピンチがチャンスと“叱咤”する」主人公黒田官兵衛。中世のラストシーンに登場するオールチャストが右往左往するその日の出来事。
“マイナス”を“プラス”に変えるポジティブ思考。決断と実行。リーダーに求められる本質は今も昔もさほど変らない。歴史に学ぶ…とはそう言うことなのでしょう。勉強になりました。
2014年7月28日月曜日
2014年7月25日金曜日
ブラジルW杯 四年間の総決算
敗軍の将 兵を語らず ただ去るのみ Grazie(グラーツィエ)ありがとう!
四年間、「夢」を見させてくれました。感謝。スペイン・イタリア・イングランド。ヨーロッパの“王者”たちも予選敗退。それだけW杯は特別な“存在”なのでしょう。とは言え、なぜ、直前になって戦術・人選を変更したのか。ホンネを聴きたかった。ド素人ですがそう感じました。
Past is Past in the Past…。
縁あって何度か訪れたリオ(ブラジル)。リオの名所コパカバーナ・ビーチ。早朝風景。ステッキエクササイズ、ヨーガ、ビーチバレー。そしてウォーキング。笑い声が絶えない人々。機会があれば、また、是非、訪れない。
旧市街地は意外に狭い。海岸沿いに立ち並ぶ高級アパート群。その裏側の急傾斜面一杯に立ち並ぶ家々。裸足でサッカーに興じる路地裏の少年たち。ネオンが灯る頃、街の様相は一変します。“ピン”と“キリ”とが矛盾なく混じり合った魅力的な街です。連夜、W杯テレビ観戦。寝不足です。
チーム・ジャパン ピッチで負け、ベンチで勝った!?
コートジボワール戦。初戦敗退。試合後、スタンドでの出来事を各国テレビ局は観ていた。何と雨除けに持参したゴミ袋を“リサイクル”。日本人サポーターたちがゴミ拾い。CNNが報じたテレ笑の若者。ゴミ袋片手に「ヘェ~負けしまいました」とのこと。日本人で良かった。
これまで4回、ブラジルへ。サンパウロ、リオ、コルチバ、ブラジリア、ポルトアレグレとそれぞれ1週間づつ滞在。南米一の豊かさな資源と活力に恵まれた国。多様な人々が超元気に暮らすエネルギッシュな国です。国土の広さは世界5位(日本の23倍)。ご存じ、サッカー王国。その国で近々ワールド杯が開催する。さぞ盛り上がることでしょう。“にわか”サッカーファンの一人ですが、大声でザック・ジャパンを応援します。ガンバレ・ニッポン。
戦後70年 ドイツに学べ 過去と未来
70年前、第二次世界大戦、最大の修羅場と化したノルマンディ海岸(フランス)。今はのどかな避暑地です。1944年6月6日、連合国軍が強硬突破した日(D-day)。盛大な記念式の一部始終をCNNが中継放送しました。良く観ると何と現ドイツ首相(女性)が貴賓席に座っていました。
旧ドイツ(ナチ軍)と現ドイツは無関係。全く連続性がない。何度も強調してきた結果なのでしょう。仮に、現ドイツの首脳陣が言葉巧みに言い訳しながら、旧ドイツ(ナチ軍)の戦没慰霊をしていたら、今回、日本同様、招待されることはなったでしょう。
あの日、数時間で連合国軍1万人、ドイツ軍1千人が戦死。その1年3ヶ月後、日本へ2個の原爆投下。ノルマンディでの悲劇を繰り返さない。そんな“反省”が広島・長崎の“決断”につながったのかも知れませんネ。
日本首脳陣は、ドイツを見習い、そろそろ国益を考え、“大日本帝国”と決別する覚悟が要るのではないか。CNNを観ながらそんな事を感じました。余計な事でした。ハイ…
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