2015年8月3日月曜日

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■ 日本人とドイツ人の違い 7月27日


日本人より日本語が上手な外人。久しぶり来日。お会いしました。開口一番「いよいよ日本も“憲法改正”ですかネ!?」とのこと。今年は戦後70年。GHQが作成した“憲法”を一字一句修正できない日本。この間、同じ敗戦国だったドイツは59回も改正修正を繰り返した。この違いが今、問題視されているのです。

ヒットラーたちはドイツ人ではない。人種が違うナチ人だ。そうキッパリ言い切る今のドイツ人。一方、東条秀樹たちを靖国神社へ入れ、御神体。未だに政府首脳陣たちがお詣りする日本人。結局、靖国も自衛隊も同じこと。形式と実体が異なっているにも関わらず、改正も修正もしない。何事も曖昧にする日本人気質。これが諸外国からみると“変”なワケです。

昨年、アルゼンチンの片田舎にいた92歳の元ナチ兵(ユダヤ人収容所の監視員)をドイツへ収監、裁判で終身刑したドイツ人。20数年間。グアム島やルバング島で“戦闘行為”をしていた日本兵。彼らを大歓迎で迎えた日本。この違いをどう解釈するか。何故、そう考えるのか。それがハッキリ説明できない今の日本人、それが問題なのです。

真珠湾から広島・長崎までの3年8ヶ月。日本兵310万人。民間人はその倍(?)。中国・朝鮮、東南アジアでも同様。戦争とはそういう事です。誰しも容認できないが、各地で未だに戦火が止むことはない。ご承知の通り、これが現実です。これからの日本。GHQの“憲法”を盾に「関係ない」と知らん振りできない。どうするニッポン!




■ 反知性主義者の言動  7月18日


戦後レジュームからの脱却。ヤルタ・ポツダム体制や制度の終焉です。日米安保体制を見直すその背景は…。日本のアジア太平洋における役割とは…。これからの日本を考え7月 反知性主義者 国会議事堂る大きな転換点です。このレポートはとても分かり易い。ぜひ、戦後史に疎い若い世代に読んで欲しい。

山口二郎法政大教授「60年安保で岸政権を退陣に追い込み、戦争に巻き込まれずに済んだ」

反自民も自民右派も同じ。冷静な状況認識も現実感覚もない。柔軟な思考に欠けた“反知性主義者”の政治家たち。彼らを選んだ私たちが“反知性的”なのかも知れません。


■ 千里の道も一歩から 7月15日



安保関連法案、衆院特別委可決。戦後70年、憲法改正へ向け、小さな一歩が踏み出されたことになります。

首相安部晋三の家系図には戦後史に名を残す大物政治家が多い。中でも“昭和の妖怪”と称された岸信介は祖父。日米安保体制を成立。60年(昭和35年)安保騒動を乗り越えた首相。祖父が踏み出せなかったその一歩を子から孫へと引き継がれ、55年後、やっと踏み出した事になります。

ソビエトの崩壊。米国の弱体化。中国の巨大化。世界は大きく変りました。アジアのリーダーと思いきや、今や脆弱化へ向かっています。どうなるニッポン…。ガンバレ日本…。


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