ゴルフもサッカーも一度もしたことはありません。したいと思ったことすらありまりません。が、何故か、マスターズやワールドカップには興味があり、できるかぎりTV観戦をします。世界最高のゲームには背景や周囲に様々なドラマがあり、それが魅力なのかナと思っています。南アでのW杯、予想に反し(?)カメルーン戦での日本チームの大健闘。当分、夜更しが続きそうです。
2006年9月、ブラジルへ。知人の住むボルト・アレグレ(南部の大都会)を訪れました。この地は寒く、何と冬季にはコートが必要で、数年に一度は小雪がチラつくという場所です。知人は、ご多分に漏れず、大のサッカーファン。地元クラブ(インテルナシオナル)の親子三代での株主とか。気のない私をムリやりクラブハウスへ連れて行き、長身の選手とツーショット。その一枚です。そのチームは、同年12月、横浜で開催された2006年度トヨタ杯(FIFAクラブワールド選手権)で優勝。そして、その選手はチーム主将、フェルナンドンという超有名なストライカーだと後日知りました。
そのブラジルの知人が来日。東京の外人向け観光スポットの定番、浅草界隈へ連れて行った時のことです。彼はぜひ「世界一の笛」を買いたいと言い出します。そう言われてもチンプンカンプン、事情が飲み込めず、いろいろ探し回りますが、浅草に世界一の笛など売っていません。不満そうな彼は、日本製のフツウの笛を数個購入。帰国の途につきました。
後日、彼が言う通り、その世界一の笛は東京下町(葛飾区)にあることを知りました。それは"Noda's Whistle"と言われる、知る人ぞ知る、極上品。町工場的な小さな会社(野田鶴声社)の自慢の製品であること。卓越した職人が造る手作り品であるとこ。世界中のサッカー国際A級審判員の愛用品であること。そして、今回の南アでのW杯でもその笛は公式採用されており、そのホイッスルの音でゲームが始まり、その音でゲームが終る。世界一の笛で世界最高のゲームが取り仕切られているわけです。
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