2010年11月11日木曜日

昨今の出来事をコペルニクスさんに聞いてみたい

地動説を唱えたコペルニックスが死罪になった時「悪法も法は法だ」と言って刑を受けたとか。国家の基本は法律に準拠した政治です。一企業ですらコンプライランス(法令遵守)が強く求められているのが現代。悪法はイヤですが法律遵守でなければ法治国家とは言えません。

それが、この国では時々不思議な事が起きます。例えば、中国漁船衝突事件。いかに大国チャイナとの領土問題だとは言え、逮捕取り調べ中の船長を急に保釈。帰国。その上で被疑者不在で立件しようと言うのですからネ。それも地方検事の"独自の判断"でそうなったと政府首脳が弁明する。ですから、諸外国から変な国だと冷笑され<コペルニックス的転回>と揶揄されるわけです。何と言われようとも、結果的に国際会議場の廊下で中国トップと"立ち話"が出来た。それが情けない。軽くて弱い今の日本外交を象徴してますね。

そして、今回のYouTube事件です。政府首脳が急に"国家秘密"だと言い出したビデオ画像を海保職員が投稿。守秘義務違反で処罰を検討中とのこと。一端ネットに出たら一瞬で世界中に広まる。インターネットの怖さですね。もしかして今回も地方検事の"独自の判断"とやらで意味不明の決着となるかも知れません。お得意のコペルニックス的転回というヤツです。やっぱりこの国はおかしい。上も下もガラパゴス化しています。

横浜みなとみない地区は今、2万1千人の警察官で込み合っています。例の世界の超トップが集結するAPEC会場です。ですから、今回は立ち話どころか廊下で擦れ違うことも難しいかも知れません。世間では現政権のことを『仙官ヤマト』と言っているそうですネ。このヤマト、この先どこへ向かって行くのでしょうか。

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